要約:本当に好きな仕事を選べ。
本文:
それは本当にあなたが好きな、やりたい仕事か?そうでなければ、どんなに稼げる仕事でも続けていくことはできない
世の中には、稼げる仕事とされるものがいかにも多い。
まあ、気になるものがあれば首を突っ込んでみることを否定はしない。やってみるだけやってみて、結果ダメだったとしたらやめて次を探せばいい。
しかし、私の経験から言わせれば、結局のところ自分が好きなものしか続かないということだ。
好きなもの、とは言っても、なかなか単なる趣味のものが収益化できるとは限らない。
もちろん、趣味の延長線上がマネタイズできてある程度コンスタントに収益が発生するようであれば、本業にすることもできるだろう。
それよりも、稼げるか稼げないかの方が重要だって?
気持ちはわかる。
誰しも低リスクで高リターンが狙えそうなビジネスには興味を示すものだ。
しかし、よくよく考えてほしいのは、本当にそのビジネスは自分にとって持続可能なのかどうか?という点だ。
この、持続可能かどうか、という視点が最も重要であることは当たり前のようにも思えるが、往々にして見落としがちなチェックポイントだ。
稼げるよりも何よりも、その仕事があなたにとって好きかどうか、面白いと感じるかどうかこそが、重要なのだと私は声を大にして言いたい。
仮に、安定して稼げて、リスクも低いビジネスだったとしても、それをやっていて全く面白さが感じられなかったらどうだろう。
仕事内容は苦痛、もしくは退屈そのもので、何の興味も湧いてこない。
唯一の楽しみは収入が得られる時だけ。
仮にそんな仕事が続けられたとしても、それに一生を捧げることにどれほどの意味があるのだろう。
仕事をしている時間というのは、人生の大部分を占めると言っても過言ではない。
その仕事そのものに、やりがいを感じること、言い換えればその仕事が好きであることが、どれだけの価値があるか計り知れない。
私が脱サラ起業を決意し実行したのにも、根底にはそうした考え方がある。
とはいえ、これを万人が実行できるとは思っていない。
やはり、限られた人間にしかできることではないと思うのだ。
幸いにして私は、自分の好きな仕事にシフトチェンジすることを決意し、実行することができた。
もちろん、まだスタートラインに立ったばかりである。
これから進む道は、誰かが敷いてくれたレールの上を進むだけのお気楽な道ではない。
もちろん、誤解のないように付け加えると、サラリーマンがお気楽だなどと言っているのではない。
サラリーマンの悲哀は、それこそ私自身、20年のサラリーマン生活を通じて、重々承知しているのだ。
経営側の人間になるということは、サラリーマンとはまた種類の違った悩みや、苦しみもある世界なのだ。
それは、どうやったらマネタイズできるか?を考えることだったり、新規顧客を獲得するにはどのような戦略を練ったら良いか?ということを考えたりする、まさに経営者視点からビジネスを見る立場になるということだ。
もっとも、サラリーマンでも職種によっては先に挙げたようなことを日々考えている方もいるだろう。
だが起業家あるいは自営業者という種類のビジネスにおいては、全て自らの責任においてビジネスを構築、展開、発展させていく必要があるということだ。
サラリーマンは、多少判断が間違ったとしても、悪意のないミスであれば上司がその行動の責任を取ってくれる。少なくとも、責任者というだけあって、部下のミスの責任を持つのが上司たる人間の役割だ。
サラリーマンは、基本的に所属する組織の運営方針に沿って、上司の命令に従ってタスクをこなすことが求められる。
重要な経営判断は、組織の経営陣の仕事である。
仕事が好きで、その組織の上部まで上り詰めて経営判断にまで関わりたいという向きであれば、どんどん出世していったらいい。
しかし私の場合は残念ながら、私が所属する組織が好きにはなれなかった。
仕事内容にも興味が持てなかった。
唯一、その組織で働く人達にはいい人が多く、それで20年持っていたようなものだが、人間関係と仕事内容の充実とを天秤にかけた時にどちらをより重要視するかといえば、私にとっては仕事内容であり、組織のあり方であり、そのどちらも私が好きなものではなかったのだ。
つまり、人はいいが組織としては嫌い。
単純にいうとそういうことだったのだ。
そう感じている人間が、いつまでもうじうじ仕事を続けていくことは、私に言わせれば単なる馴れ合いでしかない。
それに、そんなマインドの持ち主が、どうしてその仕事で優れた結果を残せるだろう。
正直言って私は、せいぜいクビにならない程度にやっていればいいという気持ちで仕事をしていたし、誠実そうに振る舞っていたのも裏を返せば社内で人間関係を悪くしないためにやっていただけだ。
私は随分前から、ひょっとしたら就職して何年も経たないうちから、この組織をいかにして抜け出すかを考え続けながら勤めてきたような人間だ。
そうした思いから、常々資産形成だったり情報収集だったりと、ありとあらゆる裏工作を人知れず実行していたヤバい社員だったのである。
そしてついに去年、私がやりたいと思える仕事が見えてきたのだ!!
それは農業であり、ログハウスに関わることであり、アウトドア系の仕事であった。
これならば、私の趣味の延長線上にあり、多少の苦労があろうとも続けていける。
続けていく中で、必ず顧客は獲得できる。需要は必ずある。
そう確信したからこそ、私は安定のサラリーマンの身分を捨て去る決断ができたのだ。
そういうわけだから、誰にでも出来るわけでもないだろうし、すぐすぐに出来ることではない(準備もなく性急にやるべきではない)と思う。
今、自分が何が好きで、何がやりたいのか分からないという人は、ひとまずは今の仕事を続けてみてもいいだろう。
だが、今の仕事が面白くなく、辞めたいという思いを抱えているのであれば、いつかはこの仕事に見切りを付けて、転職なり起業なりをしてやる、ということを常に念頭に置いて、日々情報収集してみることをお勧めする。
また、稼げる稼げないは別として、純粋に自分の好きなこと、趣味をとことん楽しんでみてほしい。興味のあることには、手当たり次第首を突っ込んでみてほしい。
そうしたことをいくつもやっていく中で、きっと自分の好きなこと、やりたいことが見つかるはずだ。
私の発信が、少しでもそうした志を持つ人の参考になれば、これほど嬉しいことはないという思いで、今日もブログを書き続けている。
初稿220420
投稿220421
今日のひとこと
◆◆◆フッター(定型文)◆◆◆
出来事は全て完璧なタイミングで、完璧な形で起きる。人生にとって必ず何かの意味がある。
私は、楽しいことしかしない。楽しいことにみんなを巻き込み、みんなと一緒に人生を楽しむ。
私は全ての人を潜在的顧客として丁重に扱う。いつの日か、私のブルーベリー農園に訪れてくれる大切な顧客になるかも知れないのだから。
◆山本星海SNS
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