要約:余裕がないより余裕がある方がいい。
本文:
この世には、2種類の人がいる。
余裕がある人と、余裕がない人。
余裕があるのとないのと、どちらがいいだろうか?
そんなもん言うまでもないだろう、などと言っているようでは、まだまだあなたも余裕がない。
余裕がある人は、こういうさも当たり前のようなことでも一つ一つ丁寧に言語化していくものだ。
ではまず、余裕がない人から見ていこう。
余裕がない人は、時間的余裕も経済的余裕も精神的余裕もないから、とにかく時間がない!金がない!余裕がない!!と焦りまくっている人である。
時間的余裕がないから、いつもあくせくしている。
何をしているかというと、金がないから金を稼ごうとしている。
物を売ろうにも、とにかく手早く儲けたいからやたらと売り急いでくる。
よくあるだろう。「いつまでに買わないとキャンペーンが終了しますよ!!」とかいうやつ。
そんなもん、本当に今すぐ必要なら言われなくても買うよ。余裕ねえなあ。
としか私は思わない。
まあ、昔は随分と引っ掛かってきたものだけどね。
逆に言えば、こんな急かしてくる人の口車に乗って、大して欲しくもないものをホイホイ買ってしまう人も、実は心に余裕がないのかも知れない。
そういう買い物をする人に限って、よく考えもせずに買い物をするから、買った後で「あれっ、買ったけどあんまり興味ない」とかいう残念な事態を招いてしまう。
何を隠そう、これは私自身の実体験である。
大枚をはたいたにも関わらず、このざま。
そんな残念なお買い物をした例は枚挙にいとまがない。
私のようなうっかりさんは、もし店頭で「これ欲しい!!」と思っても、「いや待てよ、俺は本当にこれが欲しいのか?ただいっとき頭に血が上って興奮して、欲しいと思い込まされているだけなのではないだろうか?」と一旦クールダウンの時間を置いてみる。
例えば私はチェックリストをスマホ上で管理できるアプリを導入しているが、その買い物リストにひとまず書き込んでおく。
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最近の悩み:インフィニティチェア欲しいが買うべきか、買わざるべきか・・・
とりあえず買い物リストに書き込むだけならタダだ。いらんと思えば即消去すれば済む話だ。
そして、その場で買いたい衝動を抑え、あらゆる可能性を考えてみる。
- 家に同じようなものが既になかったか?
- 何のためにこれを買う?他の方法で代用はできないか?
- 本当にこれが最良の商品なのか?他にもっといいものがあるのでは?
- 目の前のこの商品が今すぐ欲しいとしても、今を逃したらもう手に入れるチャンスはないのか?アマゾンでポチれば買えるのではないか?
そうした可能性を一つ一つ考え、どうにも買わねば気が済まないし、買うしかない!!と何度も思えるのであれば、買ってもいいだろうし、それが判断できるのが主体的な個人であるからそれは個人の意思を尊重されて然るべきだろう。
ただ、そこまでの思いが現時点でないのであれば、つまり、再考の余地ありと思うのであれば、一旦その場を離れてちょっとリラックスしながら改めて考え直してみてもいいのではないだろうか。
案外、家に帰ると思考がクールダウンして、今しがたあれだけ欲しかった商品のことなど全く興味もなくなり、買い物リストから躊躇なく消去できてしまうかも知れない。
一旦持ち帰り、家でゆっくりとネットでリサーチしてから改めて買う、というのでも遅くはあるまい。何ならネットで注文してしまってもいい。
とにかく世の中には、早く買わせようとする余裕のない輩がわんさかいて、その実大して必要もないものを買わせるし、対する購入者も余裕がなくて「今手に入れておかなくては!!」と思い込まされる(洗脳される)ので買いまくり、結局は余裕ない人に余裕なく売る人がボロ儲けするということになるのだ。
世の中にそうした余裕のない売り方をする人が多いのも、それに呼応して余裕のない買い物をする人が多いからなのだろう。
余裕ある買い物をする人が増えれば、相対的にそうした余裕のない売り方をする奴らが儲からなくなるから、自然淘汰されていくはずなのだ。
そして、余裕ある買い物をする人が増えたら、その商品サービスが本当に必要なのか、本当に価値があるのか、十分な時間をかけて吟味されるようになるから、世の中に良い商品が増えることになる。
そして、良い商品やサービスを提供するにはそれなりの投資が必要になるから、単価は高くなる。つまり、品質が高くなるのと同時に、物の値段が高くなるのである。
物価が上がるとなると、マイナスのイメージを持ってしまうものだが、実はそれも金銭的に余裕のない人である証拠である。
高くても、長く使うことを思えば、減価償却の考え方で結果的に安くつくということも往々にしてある。
10万円したが10年以上使える高価な商品Aと、1万円だったが1年も経たず壊れた安価な商品Bがあるとする。
単純比較では、1年当たりのコストはA<1万円、B>1万円となり、Bの方が高くついたのだ。
このように、耐久年数という見方で比較すると高いものの方がむしろお得ということもある。
まあ、10年も経つとデザインに飽きたり、さらなる新商品に目が移って買い替えたくなる、ということもあるので一概には言えないものだが。
その場合でも、元の値段が高いものであれば、中古品市場でもそれなりの価格で売り出せるだろう。安物なら、捨てた方が早いのかも知れないが。
あまり考えもせずその場の思いつきで何でもかんでもいらんものまで買い込んでしまうから、結局のところ安物買いの銭失いということになるのだ。
余裕を持って生き、余裕ある人を目指そう。
初稿220428
投稿220502
今日のひとこと
◆◆◆フッター(定型文)◆◆◆
出来事は全て完璧なタイミングで、完璧な形で起きる。人生にとって必ず何かの意味がある。
私は、楽しいことしかしない。楽しいことにみんなを巻き込み、みんなと一緒に人生を楽しむ。
私は全ての人を潜在的顧客として丁重に扱う。いつの日か、私のブルーベリー農園に訪れてくれる大切な顧客になるかも知れないのだから。
◆山本星海SNS
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