なぜ働いても働いても楽にならんのか?
それは、働き手だからである。
働き手として働き続ける限りにおいては、決して楽になることもなければ、働くことから解放されることもない。
働き続けなければ、金が入ってこないのである。
我々は、なぜ働いているのか?
金を得るためである。
その金はどこから出てくるのか?
雇用主から出てくるのである。
雇用主がお金をくれるということは、雇用主もお金を稼いでいるのである。
雇用主は誰からお金をもらっているのか?
それは顧客からである。
何の仕事をしているのかは知らないが、ともかく雇用主は顧客に何かを売ってお金を得ている。
そのお金の中から、我々の給料が出ているに相違ないのである。
本当なら、雇用主が自ら働いて、自分だけで稼いでおればいい。
しかし恐らく、雇用主1人だけで稼げる額など、たかが知れている。もっと仕事を増やして、稼ぎを増やしたい。
しかし、社員は社長1人という状況で仕事を増やせば、社長の仕事量がキャパシティを超えてパンクしてしまう。
ではどうするか。
お金も結構稼げているし、ちょっと人を雇ってみるか。
そして求人。応募があった。1人雇用した。
それまで1人でしていた仕事を2人でするので雇用主の仕事は半分に減った。こりゃあいい。事業規模を大きくできるぞ。
ただこれは、事業から給料以上に儲けが出ないと続かない。
給料が払えなくなったら倒産だ。
だから経営の手腕が問われるのだ。
逆に言えば、儲かる仕組みさえ作ってしまえば、あとはやる仕事を他人に任せて給料払ってやらせておけば、あとは社長自ら働かなくても全自動でシステムが回り続け、利益を生み続ける。
自動というのは何も自動販売機のように完全に機械任せとは限らない。将来的にはそんなロボットも出てくるかも知れないが、現状ではまだ「人間」の方がコスパが良い。
つまり、経営者から見れば「自動販売機」も「販売員の従業員」も同じ、金を稼ぐ道具という意味では同じなのである。
ガッポリ儲かればそれは社長の采配が良かったからである。
下手な采配で会社を潰す無能社長など世にゴマンといる。
やり手社長の元で働く社員は社長が取り分を最大限取った後の残りカスを、すなわち社員が逃げ出さない程度の最低限の給料をもらう。
つまり普通の労働者は社長自らが儲ける為に作ったシステムの中のいくらでも取り替え可能な単なる歯車の一つに過ぎないのだよ!!
いい加減、自分が単なる歯車だという、厳然たる事実を直視せねばならない。
歯車は10年経とうが20年経とうが歯車のままだ!
経営者が儲かって労働者はジリ貧だって?
そんなのは当たり前だ。なぜならそういう仕組みだからだ。
それに甘んじて安月給だけどそれでも自営業者よりサラリーマンの方が安定だなどとほざいているからいつまで経ってもジリ貧から抜け出せないのだ。
楽になりたければ経営側に回れ。
歯車から抜け出し、自分が歯車を設計する立場に身を置くのだ。
さもなくば死ぬまで歯車だ。
【編集後記】
この文章は4年前、絶賛社畜中だった頃の私が社畜を抜け出したい!という一心で書いた文章である。
この頃はこんな風に思っていたのかと、しみじみ思いながら読み返し、さらに加筆してブログネタにしてみた、明日社畜を卒業する山本星海である。
初稿180614
投稿220605
今日のひとこと
◆◆◆フッター(定型文)◆◆◆
出来事は全て完璧なタイミングで、完璧な形で起きる。人生にとって必ず何かの意味がある。
私は、楽しいことしかしない。楽しいことにみんなを巻き込み、みんなと一緒に人生を楽しむ。
私は全ての人を潜在的顧客として丁重に扱う。いつの日か、私のブルーベリー農園に訪れてくれる大切な顧客になるかも知れないのだから。
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