実は、私は過去にも退職しようとしたことがあるが、何やかんやで思い留まり現在に至るという、職場でも表沙汰にはなっておらず、知る人も数少ない(だろうと思われる)歴史的事実がある。
とんでもない黒歴史である。
別に隠そうとしていたわけではないが、なぜかそれをブログネタにしようという発想が今までなかった。
ところが今に至り、なぜかふとそれが思い出された。
考えてみれば、一度失敗しているのだから、それを踏まえて今度はより慎重に、より確実に退職できるよう準備を進めるための格好の研究材料になると思ったわけだ。
で、話が長くなるのでこの記事では全体の概略を簡潔にまとめ、追々その詳細な内容についても触れ、一般的傾向と対策をまとめることを主目的とした記事を作成したい。
実は私はなかなかの変態症で、その当時からバリバリの録音マニアであり、上司との対話など要所要所を録音データで残していて今なおパソコンの外付けハードディスクに保存されている。
それを紐解くと、当時、具体的には今から9年ほど前の2012〜2013年頃だが、その頃の生々しい記憶が蘇るのだ。
ちょっと面白いことになってきたぞ。
この状況を楽しもう。
ではざっくりと、思い出せる範囲で当時の失敗例の経過を辿り、分析を加えてみよう。
退職を思い立ったきっかけ:理不尽な人事に嫌気が差したから。
退職後に何をするか:アフィリエイトで稼ぐ。
まず誰に退職の意向を伝えたか:当時の係長と課長。
どのようにして最初に退職の意向を伝えたか:社内メール。
退職交渉の経過:
- その日の夜遅くまで残って、退職を考えている旨の作文を上司2人にメール送信。翌日は休暇を取って、そのうちに色々と心の準備や対談の段取りをしてもらおうという作戦。
- その後、上司らと、人事担当部署の責任者も出てきて色々と対談。
- 親には話したのか?
- まだ話していない。親には事後報告でいい。
- 親に無断で話を進めるのはよくない。同席してもらうように。⇒承諾。
- その後、父母にも退職の意向を伝え、会社側が親とも面談したいと言ってきたことを伝える。
- 父が話し合いに参加することに。口頭だけだと弱い、ということで、書面で勤務条件の改善要望を出すことになった。要望書は私の意見をもとに父が作成。コピーなどは取っていない。
- 要望内容をざっと思い返すと、
- 残業多いから減らすか、少ない部署に異動させろ。
- 他部署でも残業が日常化していると聞く。それも含めて改善しろ。
- 人事異動で社員に過度な負担とならないよう対策しろ
・・・みたいな内容だったと思う。
- 父も出席して最終の交渉。この段階に至っては、要望書を出したうえでしばらく残留し様子をみることとした。上司には、気に入らないことがあればすぐに退職届を出す、と釘を刺しておいた。
- 直後の春の異動時期に、別の部署への異動が決まった。
(その後の経過)
- 異動先は、残業こそ少ないが、癇癪持ちで毎日のように人を怒鳴りまくる上司のいる部署だった。(それこそ録音して労基署に訴えてもいいレベルだったが・・・そこまではしなかった。豹変して癇癪を起こす時と一転して朗らかな時の二面性がある人間だったので、そういう症状なのかとも思う。)
- その次の部署では直属の上司がキレて机をグーでバン!と叩く事案発生。その上司のせいで血尿まで出た。その時期に詳細は秘密だがとある投資的副業を始めることに。
- 今思えばよくあの仕打ちに耐えたものだ(まあ苦々しい思い出もあればいい思い出もあるので何とかなっていた)。あれから8年間、来るべき退職に備えた一大決心の行動を取った。みんな私の退職への飽くなき挑戦を後押ししてくれるかのようだった。
- まあいずれ書こうと思うがその時期に無闇にやめようとせず着実に投資などの研究に時間を割けたのは一定の評価ができる。
- そして現在に至る。この箇条書きだとなかなか伝わらない部分も多いと思う。多分まとめると一冊の本ができるレベルだ。焦らずじっくり分析していきたい。
敗因分析
- 退職理由が職場への不満が主だった。そうではなく、退職してでもやりたいことが見つかった、という方が建設的。
- 退職の意向を伝えたのが職場⇒両親の順だった。まずは親から。
- 退職後に就きたい職業がアフィリエイトという、2012年当初はまだ得体の知れないビジネスだったということも一因(私自身、まだそれで利益を出せている状態ではなかった。)自分が心からやりたいことがない状況だと、退職の揺るぎない決意が維持できなかった。
- 職場、勤務条件への不満を述べると、一応の対応策を提示されてしまう点。職場に対する不満はないのだが、と言えたら(実際は不満があるから退職するのだが、それは一切言わない作戦)向こうは何のカードも切れない。
211110
コメント
[…] それに労働条件の改善要望については平成24年(2012年)に書面で父の名で提出した。それが全てである。(この件についての記事はこちら) […]