要約:ボウズ。強風に阻まれ退散。
本文:
2022.9.29釣行。先に大山町御来屋漁港を散策するが、釣り禁止ではないものの、あらゆる良さげな堤防の出入り口付近には須く立ち入り禁止、無断で立ち入って損害が発生しても一切責任は負いませんという注意書きがしてある。
それでも堤防の先で釣りをしている人は多かった。
そういう意味においては、入れる堤防が多い境港は恵まれた環境といえるのだろう。もっとも、釣り人のそうなん、死亡事故などが相次いだりなどすれば、あっという間に規制がかかってしまうだろう。自分のためにも、他の釣り人のためにも、無事故で釣りをしていかなくてはならない。
ということで私は御来屋漁港を諦め、少し西に行ったところにある阿弥陀川の河口を訪れた。
そう、私が毎年のように沢登りに行っている、あの阿弥陀川である。正直、河口部に至っても水量はさほど多くはない。特筆すべきは、河口やその周辺の浜が、ゴロタ石の浜になっているということだ。
巨大な風車のある草原に駐車しようとしていると丁度農家のおじさんが来た。
「釣りかね。何狙いだ?」
「スズキが釣れないかと思いまして」
「今の時間(13時)釣れるかなあ。昔はこの辺りでスズキが入れ食いでね。みんなクーラー一杯に釣って、持って帰らんかと言われてもらったこともある。今時はどうかな」
「そうですか。今はちょっと昼過ぎで時間的には微妙ですが、まあしばらく頑張ってみます」
などと挨拶し、その場を離れる。
松林を抜けると広大なゴロタ石の浜が現れる。
ルアーを投げることはできるが遠浅で、結構沖の方にも沈み石が見えるなど、シンキング系ルアーを引っ張ったら速攻で根掛かりしそうである。
といいつつ引っかかったとしてもあまりショックが大きくないワーム&ジグヘッドの組み合わせでルアーキャスト開始。
使用ルアーは紫色のストレートテールワーム。小魚を模した形をしていて、胸ビレが付いている。若かりし頃に買ったがあまり使わないのでいまだにタックルボックスに眠っているというシロモノだ。特にルアー系の釣具にはそうしたものが数多い。
根掛かりを恐れるあまり、沖の方ではゆっくり引いていても、しばらくして岸近くになると素早くリーリングしてルアーを海面に滑らせ、回収する。
本来なら底を攻めたい所だが、そんなことをしてはルアーがいくらあっても足りないし、環境汚染にもなる。フローティングミノーくらいならいいのかも知れない。
こうしたゴロタ石浜で今一つ注意しなければならない点は、掛けたスズキをどこで取り込むか、事前にイメージしておくことである。手前近くにスズキが回り込めそうな障害物があるとランディングの際に不利である。なるべくそうした障害物は避け、開けた場所を釣り座としたい。
一箇所で反応がなければ、次々とポイントを移動していく。今日の場合は、阿弥陀川河口に向けて徐々に移動していった。
何度もキャストを繰り返すが、なかなか反応はない。風も強く、投げたルアーが押し戻され、なかなか釣りにくい状況だ。
河口付近に来た。流れ込みの勢いは川幅がすぼんでいることもあってかなり早い。
その上流には少し幅の広がったちょっとした澱みがあり、波もほとんどないのでルアー操作がしやすい。
海と完全に繋がっているので、スズキが遡上しようと思えば遡上できるだろう。やはり時間帯は夜の方が分があるのかも知れない。
何にせよ、あまり釣りやすい場所ではないことがわかった。ただ、おじさんが言っていた、昔はスズキが入れ食いだったことがある、という情報は魅力的だ。
ひとまず阿弥陀川を後にした。
次に向かったのが、日野川の少し東側、佐陀川河港である。こちらはかなり川幅が広く、深いのか単に濁っているからなのか、とにかく底が見えない。しかしどうやら遠浅の砂浜のようであり、こここそ今回目指していたサーフルアーフィッシングの舞台として相応しい気がした。
土手を降りると、丁度立つのに都合の良い足場がある。
風が強い。キャストの際PEラインが空中で絡んでしまい、万事休すの事態に。
風が強い中での糸がらみ解き作業は困難を極めるため、あっさり車に戻った。数十分も格闘した挙句、ようやく絡みを除去した。
もう、風がおさまる気配すらない。本当の私の本命、日野川河口も見てみたが相変わらず風が強いので今日の釣りはここで打ち止めとした。
初稿220930
投稿220930
今日のひとこと
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