エビでタイを釣る、という諺がある。
エビのような、取るに足らないもので、それとは比較にならない価値あるものを得ることの例えである。
まあ今時はタイを釣るならハリのついた鉄のオモチャみたいなもの【タイラバ】でさえ釣れるのだから、時代の移り変わりを感じる。
とまあ今回もそれと似たようなことを思いついた。
タイトルにもあるように【カニでチヌを釣る】!!これである。
カニというのは、実は釣具屋で買うと結構な値段のする代物だ。
ということで、私は未だかつてカニを店で買ったことがないから相場もどれくらいのものか知らない。
というのも、カニはタダで手に入るからだ!!
釣りをしている人は、チヌがカニを食うという事実を承知の方も多いのではないか。
実際、私がかつて釣ったイシガレイやキジハタなどの対象魚も、腹を割いた胃袋の中から小さなカニが出てくることがよくある。
つまり、そうした大型の魚たちは、結構な確率で小さなカニを捕食しているのだ。
そんな中でも、カニは特にチヌの大好物だ。
先程からチヌと言っているが、標準和名はクロダイである。その名の通り、黒いタイだからクロダイ。いわゆるマダイと違って結構人間の生活圏の近く、漁港や海岸の浅瀬などでも釣れやすいことから、釣りの格好のターゲットとして親しまれている。
とはいうものの、実は私自身はまだ20cm以上のチヌを釣ったことがないので、いつか釣ってやるぞと手ぐすね引いて待ち構えていたのだ。
そこへきてこの前サイクリング中に通りかかった淀江海岸のとある小さな堤防の近くに、大きめのチヌと思われる魚影が大量に陸地から確認できたのだ!
こりゃチヌ天国だぜ!!と色めき立ったのである。
それで、明日の天気は良さそうなのと、特段の予定もないため、急遽朝釣りを敢行することとして、早速夕方にカニ取りに出向いた。
大昔に買ったまま仕舞い込んでいた魚取り用の網カゴを押入れの奥から引っ張り出してきた。下手したら買ってから10年以上も放置されていたのかもしれない。
しかしユーチューブ動画で検索したら、ものの数十分もあればカニなんかアホみたいに取れる。しかもエサとなるのは廃棄するような魚のアラでOK。ほとんど出費が必要なかった。
しかもおあつらえむきなことに、前回のサビキ釣りで釣れたアジを何匹か、釣りエサ用に冷凍保存していたのだ。だからわざわざ近所のスーパーに、魚のアラを買いに行かなくて済んだのだ。
ユーチューブ動画によると、アミに魚のアラを入れて10分ほど海の浅瀬の岩場付近に沈めておくだけでカニが取れるのだそうだ。
というわけで道具を揃えて近くの海辺に車を走らせた。
手頃なコンクリで固められた小川が流れ込む汽水域をポイントとした。目視でもカニがいるのが見えたので期待が持てる。
持ってきた、まだ冷凍庫から出したばかりで凍ったままのアジにナイフで切れ込みを入れる。こうすることで溶けやすく、また海中に匂いが広がってカニが集まってきやすくなる。
カゴに入りやすいよう、取り出し口のチャックは開けたまま、海に投入。しばし待つ。
10分後、とりあえず上げてみる。手頃なサイズのカニが1匹と、小さなスジエビも入り込んでいた。まあ、幸先の良いスタートを切った。
続いて残りのアジも全部投入。日暮れも近く、あまり時間がなかった。
この日は2度の投入で、計4匹のカニを捕獲成功。もう少し時間をかけたらもっと取れそうな感じである。

さて、いよいよ明日はこのカニとユムシ2匹、カメジャコ2匹を携えていざ、チヌ釣りである!!現在23時10分!明日早いのだからさっさと寝るぜ!!
初稿221026
投稿221026
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