私に合っている趣味は、いつでも投げ出して構わない趣味だ。
別の表現をすると、飽きてやらなくなってもあまり影響がない趣味だ。
逆に言えば、いざやめたいとなってもなかなかかやめることができない類の趣味は、やり始める時に十分注意しておくべきだろう。
そのときはいくらのめり込んでいても、いつか心変わりして見向きもしなくなる日が来るかも知れないということを心に留めておくことは必要だ。
こう言うといかにも投げやりだと思われるだろうが、いつでも手放せるというのは、飽きっぽい性格の人には打ってつけの特性ではないかと思うのだ。
例えば、野鳥にエサやりをするのが日課である。
私が気が向いた時にエサを与え、気が向かなければ放置していて良い。
それが、小鳥ちゃんだ。
そもそも雨の日はエサが濡れてしまうので、初めからエサ箱をしまっておくのだ。
やりたいときに、やればよいし、やりたくなければやらなくて良い。
その点、一般的なペットの場合はどうだろうか。
基本的に、日々の世話が必要になる。猫ならトイレ掃除は欠かせない。犬なら散歩に連れて行ってやらなくてはならないだろう。そうした日々のお世話を、ペットが死ぬまで続けていけるのか?ということは自問しなければならない。
その点、野鳥の餌付けはやってもやらなくても、誰にも迷惑をかけないし、やりたければ気の済むまでやれば良い。特段のモノを所有することもない。(もっとも、集合住宅などではあまり野鳥に餌付けはしない方が良かろうが・・・)
そんな趣味が私に合っているような気がする。
ジョギングしかり。
別に走らなくてもいいし、走りまくってもいい。全ては選択肢の中の一つだ。
歩くスキーは、良かった。
雪さえあれば、一人気ままに行けそうだ。
完全に自己責任の世界。スノボから転向してみても良いかも知れん。リフト代がかからない分、コスパも良さそうだ。
それからすると、植物を育てるという趣味は、植物という土地に固定されたものに縛られた生活を余儀なくされるという側面も忘れてはならない。
当然、植物を放置して長期間旅行に行こうものなら、屋内の観葉植物なら枯れてしまう。
庭に植えておいて野ざらしにしている樹木なんかであれば、放置プレイでもいいのかも知れないのだが。
要は、放置に耐えうるものか?しばらく投げておいても問題がないか?という視点が、趣味を持つ際に必要なのだと思う。
あとは、必要な用具類が多過ぎる趣味はなかなか厄介だ。
釣りは、細々とした道具が色々増えてくるのでなかなか困る面がある。
と言いつつも、新しい道具が欲しくなってついつい買ってしまうこともあり、なかなか持ち物を減らすということができないのが最大の悩みである。
( ´_ゝ`)ルアーで魚を釣っているんじゃなくて、私がルアーに釣られているのかも知れん。
アウトドアだってそうだ。のめり込んだら次々と欲しいアイテムが出て来るものだ。
まあ、いいけどね。そういう道具に囲まれた生き方というのも。決して悪くはないよ。世間では断捨離とかいってなるべくものを持たない暮らしがもてはやされるけどね。
別に、モノが多くてもいいじゃない。
モノに囲まれててもいいじゃない。
モノがないのも素敵だけど、モノに囲まれているのも素敵じゃない。
そんな、気楽な捉え方でいいと思う。
囚われなくていいのだ。
初稿200201
投稿221225
今日のひとこと
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