要約:毒親の元からすぐさま逃げ出せ!毒親でなければ自主的に独立せよ!!
本文:毒親について記事を書くが、私の親は毒親というほどでもない。そこまで揉めることもなく、居心地も悪くないからなあなあでずっと同居している。いつか独立してやるという思いはずっとあったが、結局それは実現しないまま今日に至っている。
これが仮に耐え難い毒親だったとしたらどうだろう。
世間には随分と毒親がいるそうである。
まあ、赤子をトイレで産み落として殺害するような輩は論外としても、子供をまるで自分のおもちゃであるかのように、自分の所有物であるかのように扱う親もあると聞く。
程度の差こそあれ、子供がまだ赤ん坊の頃から接していれば、多少なりともそういう部分はあるのかも知れない。
わがままな我が子を叩いてでも言うことを聞かせねばならないシーンは、どうしても避けられないだろう。
もっとマイルドに、子供にはこういう大人になってほしい!と親世代の期待を寄せる親もいる。
子供の幸せを願ってなのかどうかは知らないが、それさえも親サイドの勝手な幸せ感の押し付けに過ぎないのかも知れない。
一つだけはっきりさせておかなくてはならないのは、自分と子供は別人だということだ。
何もおかしなことは言っていない。
私以外の全ての人は他人。ただそう言っているだけだ。
あなたが右手を動かそうと思うだけで右手を動かせる人間はこの世でただ一人、あなただけだ。それ以外は全部他人。何か問題でもあるだろうか?
血のつながりがあろうがなかろうが、兄弟姉妹だろうが一卵性双生児だろうが他人には違いない。
そんな至極当然の話が、なぜか親子関係などの密接な関係性の中においては軽視されがちなのだ。
親は親、子は子である。
その認識ができず、あたかも子は自分の思い通りに生きるべきだなどと言う親は、毒親認定して差し支えない。
もし不幸にもそんな毒親を持ってしまったのならば、その毒親がどんなに酷い毒親だったとしても、唯一その毒親が果たせる親としての役割がある。
それは・・・
この毒親の元を一刻も早く離れたいと強く子供に願わせること、である。
逆説的ではあるが、毒親でないとこのように子供に思わせることが難しいのである。
それは考えてみれば当然だ。
親と関係性が良く、面倒も見てくれて、自分の生き方に文句も言わない親であれば、つまり毒親でなければ・・・
実家を離れたいとは思わないからだ。
それはいいようでもあり、悪いようでもある。
私の親は、毒親ではないがために、私の打つ手打つ手がことごとく悪手となって、ずるずると独立もせず今日に至っている。
願わくば、もっと毒親であったならば、
「こんな家出ていってやるわ!!」
などと啖呵を切って家を出る選択も取れたのだろうが。
要するに、独立するかどうかを子供に委ねられてしまったのだ。
何なら、親としても子供に離れて欲しくなかったのかも知れない。
だが、それはそれでどうなのだろう。
いわゆる共依存という状態だ。親離れ子離れができないまま、ずぶずぶの共依存関係になってしまっている。
当然ながら、親は子より先に死ぬ可能性が高い。
今は良くても、いずれ親が先に死に、子だけが残ってしまうかも知れない。
そうした時に、子供は親なしで生きていけるのか?
そう考えた時、親離れ子離れはしておくべきなのだ。
ツバメもライオンもそうである。適齢期に達した我が子に、独立を促し、子は単独で生きていくものだ。
犬、猫、馬、羊、猿、鳥、犬、亥・・・
(^^)/何で犬が2回出てきとんねん!!
(^^)/てか最後、十二支になっとるやないかーい!!
・・・よくわからんギャグを挟んでしまったものだ・・・
多くの動物がそうして子の巣立ちを促すように、人間であっても子が成長したある段階で、独立を促してしかるべきだろう。
ずっと親元にいることが親への愛情であるならば、親元を離れて独立した人はどうなるのだ?
ちょくちょく実家に帰って顔を見せたり、今で言えばテレビ電話などで遠隔地からでも連絡を取り合う手段は昔より発達している。
今はそういう時代ではないか。
介護問題にしたってそうだ。
別に親の介護を子供がやらねばならないという時代でもない。
どうしても自ら親を介護したいし、できるという人はすればいいし、そうでなければ介護は介護のプロにお任せすればいい。
その上で、親に何がしてやれるか考えればいいではないか。
結論:毒親は、一刻も早く独立を促してくれる良親とも言える。良親は、一向に独立させてくれない毒親とも言える。
良親をもった幸運で不幸な諸君!自らの意思で独立せよ!!
初稿220104
投稿220127
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