太陽が明るい。
そう、いわゆる晴天の昼間は、太陽が明るく空に輝いているのである。
いや、考えてみればここ太陽系第3惑星地球の位置する地点からでは、いつだろうと恒星太陽の輝きはだいたい一定である。
つまり地球人的感覚では「またお天道様が昇ってきたなあ」「陽が沈むのが早くなって来たぜ」などというわけだが、何のことはない、夜の時間帯だろうが、太陽はずっとあるのである。ただ、毎日ぐるぐる回っている地球の影に太陽が隠れて見えたり、見えなかったりするだけに過ぎない。
それを我々地球の住人は「夜」と言っているのだ。
昼は星が見えない。それは、空が明るいからである。夜になって、暗くなると、星々の輝きが見えてくる。
しかし、前述の通り、地球のある所は常に太陽で照らされているはずである。となれば、夜の宇宙空間にも当然、太陽光線が照射されているのだが、通常夜の時間帯の人間にその光は知覚されない。
昼と夜、この違いは何か。
晴れた空は青い。これは、大気が光の中の青い色を特に反射し、その他の色を透過する性質を持っているから、
要するに、空気が太陽光に反射して青くなっているのである。
そして、夜になると空の色が抜けてほぼ透明になる。すると、宇宙空間が透けて見えるのである。
仮に、地球に大気が無いとしたら、いわゆる昼間の時間帯は、天空に太陽が強烈な輝きを放っているが、太陽から目をそらせば、そこには太陽の光を反射する何物も存在しないため、何の色もつかない。星々の明かりも見えるはずである。
つまり、大気がなければ昼間でも太陽と星が同時に見えるのである。不思議な光景である。
仮に、月に降り立ってみたとしよう。月から太陽が見える角度であったとして月に大気はないから、太陽光線を反射するものはない。したがって、太陽が輝いているのと同時に、地球や、その他の星々も見えるはずである。
ということは、地球上の夜というのは、太陽が地球の影に隠れている点を除けば、着色した大気に邪魔されないので、宇宙空間にいるような光景が見えているということである。たぶん。
この文章は徹頭徹尾、ワイの脳内から捻り出された空想の産物なので、実際とは違うかも知れない。まあ、大した問題ではない。それでいいのだ。反対の賛成。
初稿200201
投稿221114
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