私はブルーベリー農家になろうと思っている。とすれば想定される顧客となるのはブルーベリーに関心がある人、ブルーベリーが好きな人、観光農園に興味がある人、などである。
ブルーベリー観光農園だけやっていても、そうした限られた層にしかアプローチできないという問題が出てくる。
そこで必要となってくるのが、顧客の裾野を広げるという視点だ。
まずはブルーベリーに限って、色々と深掘ってみよう。
まずはブルーベリーそのものを売る。
摘んだままをパック詰めして売る。店頭に並べる。これが最もオーソドックスな方法だ。客はこれをただそのままパクパクと食べるだけだ。中にはミキサーにかけてフルーツジュースにして飲むという人もいれば、煮てジャムを作るという人もいるだろう。その他、いろいろな用途に応用できるのでアイデア次第で色々な活用ができるのが、この生のままブルーベリーを売るという方法だ。
だが中にはいちいちジャムを作るのが手間、あるいはミキサーにかけるのすら面倒くさいという人もいるだろう。
そういう人のために、ミキサーにかける一手間をこちらで代行してあげる商品を作り出せばよい。すなわち、ブルーベリージュースを売るということだ。この商品は、単にブルーベリーを売るだけでなく、ミキサーでジュースにするという手間を省ける。その分、価値が上乗せされるのだ。
同様にジャムも付加価値を高められる商品だが、加工し過ぎるとそれはそれで価格が高くなり過ぎたり、生産が追いつかなくなったりとあまり良くない側面も顕在化してくる。いずれにしても原価をペイしてお釣りが来るくらいにはもらっておかなくてはならないのだ。
次に、ブルーベリーに限らず関連商品、何の関連もない商品を作って売ってみる。
note有料販売。ブルーベリーに絡めてもいいし、全く別のネタでもいい。
ただの日記、小説、エッセイというよりも、何かしらのお役立ち情報の方が、販売成績は上がるだろう。
お客さんはベネフィット(お得なこと)を得たいと思って、その商品を買うからだ。
例えば、自分の経験に即したハウツー物。
ブルーベリーの育て方。
ブルーベリー品種別解説。
ブルーベリーレシピ集。
万人向けにただ売るだけなら、もっと内容の充実した書籍の方が軍配が上がる。
それに一般書籍では、図書館に並べてある無料の本には価格面では太刀打ちできない。
そこで、ライバルとなる既存書籍等とも差別化を図ろう。
お客さんに合わせて商品をカスタマイズする。
この「お客さんに合わせる」という一手間を加えることで、図書館に勝つことができる。
図書館に勝つというよりは、図書館と別の土俵で相撲を取る、みたいな意味合いだ。
まとめ方講座。
引き継ぎ書作成講座。
ロジック図活用講座。
みたいな。
これら一般的内容から踏み込むためには、少々手間はかかるが個別コンサルという形で、カスタマイズしていく必要がある。
それをすることによって、お客さんにとっては唯一無二の、「自分にとって最もチューニングされた至高の一冊」という位置付けの本が出来上がるという寸法だ。
初稿230329
投稿230409
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