自営業者は常日頃、何を考えているか?
「どうやったら売り上げが伸ばせるか?」
端的に言うとこの問いに対する答えを日々考えている。そして、その解決策を実行に移す。その結果として売り上げが伸びる。それが自営業者の仕事である。
冒頭の問いを「どうやったらもっと儲かるか?」と言い換えると何だか札束を数えながらニヤニヤしている悪徳経営者を想像してしまいがちだが、それはもはや昭和の価値観である。
いや、昭和だろうが令和だろうがいつの時代でも商売をするにあたって変わらないであろう原則がある。
それは、「人の喜ぶことをするとそれが儲けになる」ということだ。
これは逆もまた真なりであり、「儲けているということは人の喜ぶことをしたということだ」まあ、物事には例外が付き物である。中にはあくどいことをして稼ぐ輩もいるだろう。
しかし、そういう稼ぎ方はまず長続きしないし、そんなブラックなことをやっているとやがて社会的に抹殺される運命にある。なぜならあくどいこと=人の迷惑になることをやって稼いでいるような奴が、社会的に認められるわけがないからだ。
原理的に考えると、私たちがお金を差し出すのは、それを差し出す相手が自分に対して何かいいことをしてくれるから払うのである。それは支払う金額に見合う価値があると感じているから払うのだ。
逆に、価値のないものにはビタ一文払いたくはない。
とどのつまり商売とは価値の提供なのだ。
そして、価値の提供というのは人が喜ぶことだ。
とすると、「どうすれば売り上げが伸ばせるか?」を考えるということは、取りも直さず「どうすれば人がもっと喜んでくれるか?」「どんな商品だとお客さんがもっと喜んでくれるか?」「どうすればお客さんが楽しく過ごせるか?」「どのような環境を用意したらお客さんが快適に過ごせるか?」ということを考えるということだ。
稼いでいる人は信頼を集めている人であるとも言える。
あなたがお客さんから、あの人は私を喜ばせてくれる、楽しませてくれる、心地よい体験をさせてくれる、という評価を得られるようになった場合、そのお客さんはあなたを信頼しているということだ。そして、また何度でも、あなたの商品、サービスを買おうと思うだろう。そういうファンが増えるほどに、あなたの稼げる額は増えていく。
実に素晴らしいじゃないか!
お客さんが喜ぶことを常日頃考える。まるで聖人君子のような考えの人だ。
私はそんな風に、人のために自分の事業を想像していく自営業者になりたい。
211207
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